Marubeni Real Estate Management 丸紅リアルエスタートマネジメント株式会社

Case 事例集

  • 社員寮

当社運営の社員寮のノウハウを結集。サブリース契約でオーナー利益を確保

業務範囲

  • コンサルティング業務

  • マスターリース業務

マスターリース業務

オーナーが社会人のためにこだわってつくられた単身者用マンション。 運営が軌道にのっておらず、築30年となったこともあり稼働率が低迷していました。 当社が全国で運営する15の社員寮のノウハウを結集。 賃料が一定となるサブリース契約でオーナー利益を確保し、稼働率を上げ活気ある施設がよみがえりました。

プロジェクトの背景

好条件なのに稼働率が低い。
当社ノウハウで解決したくオーナーと面談

 大阪の中心地にあり、最寄り駅から徒歩3分という立地ながら、稼働率3割という単身者用マンションがあるという情報を入手したことから本プロジェクトは始まりました。
 当社は近隣に社員寮を運営しており、そちらの稼働率は9割。決して条件の悪い立地ではありません。現地調査をした際に、本物件は好条件なのに稼働率が低いことに疑問をもち、当社のノウハウが活かせるのではないかと思いオーナーと面談することとなりました。
 オーナーは、社会人がゆったりと寛げる施設をつくりたいと、1階ロビーのレイアウトやインテリアにも気を配ってつくられたこと、竣工当初は稼働率が100%に近かったことなどが分かりました。

課題解決のポイント

リノベーション費用は他社の5分の1でいいと判断

 オーナーの元には既に複数の不動産会社からコンタクトがあり、その大半が「築30年超の建物なので、リノベーションすべき」という提案ばかりとのことでした。
 当社が管理する近隣の社員寮も築年数はたっているものの稼働率は9割を超えていましたし、本物件は、「駅近」「ロビーが豪華であること」「一部室内のリフォームが済んでいる」などから、リノベーション費用は他社の5分の1かければ十分通用すると判断しました。
 オーナーにその旨お伝えし、大阪で展開するいくつかのカルムインを見学していただくと、初めは半信半疑だったオーナーも当社のカルムインの運営スタイルに理解と信頼をいただき、サブリース契約にて再出発となりました。

プロジェクトの成果

稼働率3割から9割へアップ、そして安定稼働へ

 当社が全国で展開する15の社員寮の運営ノウハウ、および顧客リストを使い、契約直後には稼働率が9割となりました。
 オーナーがこだわってつくられたロビーには活気が戻り、フロントには不在となっていた管理員の姿が戻りました。「さすが丸紅さんだね」とお褒めの言葉も頂戴しました。
 4月、10月という異動時期により稼働率は上下しますが、契約以降は平均で9割稼働で運営をしています。本物件の1階部分で営業されている喫茶店と提携することで、モーニングサービスにも対応できるようになりました。
 空室が出た際には当社社員寮の契約先2,000社に対する営業をするとともに、魅力ある社員寮とすべく室内リフォームのご提案などをして、引き続きオーナーニーズに応えていきたいと考えています。