Marubeni Real Estate Management 丸紅リアルエスタートマネジメント株式会社

Case 事例集

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元請として、丸紅 北海道支社様のオフィスをリニューアル

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リニューアル工事

当社・札幌支店は、元請として「大通バスセンタービル」のテナントである丸紅・北海道支社様のオフィスリニューアル工事を行いました。 本プロジェクトはコロナ禍の影響により多くの変更がありましたが、お客様のニーズを汲み取り、 柔軟に計画の変更をするなどの対応を繰り返し、計画開始から2年を経て2022年1月に完工しました。

プロジェクトの背景

「次世代の総合商社国内拠点の在り姿への挑戦」がテーマのリニューアル工事

 最初にご相談をいただいたのは2019年10月。本プロジェクトは「次世代の総合商社国内拠点の在り姿への挑戦」の一つとしてスタートしました。当時は、丸紅・東京本社ビルが2020年秋の竣工を目指して建て替え工事をしている最中で、北海道支社様においても国内拠点強化の機運の高まりを受け、以下の効果が発揮できるワークスペースの創出を目指すことになりました。

<お客様からのご要望>
1.出張者や事業会社社員が気楽に利用可能な場の提供
2.丸紅内の横連携、事業会社間のコミュニケーションを通じて、新たなビジネスチャンスの創出、拡大が図れる空間の提供
3.働き方改革、5Gをはじめとするデジタル化への対応
4.生産性の向上を図りながらも、合理的なレイアウト

課題解決のポイント

お客様のニーズと、最新のトレンドをマッチング

 当社・札幌支店では、丸紅・北海道支社のスタッフの皆様と、今回リニューアル工事を行う「大通バスセンタービル」に入居する丸紅グループの各事業会社支店長様に「現状の課題と将来の在り姿」について20問のアンケートを実施しました。
 併せて出張者の動向や会議室、商談室、応接室の使用目的と頻度についての1年分の実績データを活用し、コンセプトの提案と意見交換を重ね、ご利用される皆様に100%ご満足いただけると胸を張って言えるようなオフィス空間の提案に至りました。
 また、コロナ過で工事計画と金額が度々見直される中で、VE提案や施工時期を工夫し、品質を維持しながらも予算内でおさめることができました。

プロジェクトの成果

「新しいオフィス様式」に対応、お客様からも満足の声

 今回完成したエントランスは、落ち着いた中にも豊かな表情が感じられる空間です。壁面には白樺を模した意匠をあしらい、北海道らしさを表現しています。
 また、今回設置したシェルフやデスクの材料に、杉を製材する時に発生する端材を活用しています。これまで捨てられていた木をまるごと有効に使うことでCO2の固定化にも貢献しています。照明は調光式のLED器具を提案しました。全てのエリアに導入するのではなく、点灯時間や用途から場所を選定し、7割の照度設定による電気代の節約で器具代を数年で回収できるようにしました。
 執務室は固定席を持ちつつも、Wi-Fi環境が整っているため、個室ブースやラウンジエリアでも執務ができる環境になっています。また、打ち合わせに集中できるように、商談室の壁内には吸音材を施し、防音効果を高めました。
 本工事で困難を極めたのは、テナント様が入居している中で間仕切り壁の撤去や床材の貼り替え、什器の交換などをしなければならなかった点です。安全性の確保はもちろん、机の書類などを一次保管する場所の確保や、年末挨拶などで使用することになった会議室のスケジュールを確認しながら工程を見直しをしました。
 お客様や工事業者の皆様のご協力があってこそ、これらの困難を乗り越えることができました。本プロジェクトを通じて構築できた信頼関係も、大きな成果の一つです。
 当社としては、今後のオフィスリニューアル工事のノウハウとして蓄積してまいります。

【工事箇所】
受付改修、間仕切り工事、タイルカーペット更新、家具・什器の更新、個室ブース設置、照明のLED化、電気工事、LAN工事、電話工事、Web会議用モニター納品、壁・天井塗装ほか

【工期】
2021年11月初旬〜2022年1月